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磁性コア(フェライト/アモルメット/ファインメットetc)には、(+)と(-)を一緒に通すこと。

磁性コアの使用法として、ついやってしまう間違いがあって、
確認のために数日間保留にしていたんだが、
結局の所、「+と-極は、同じコアに通す」が正しい。
 ※中村製作所のHPにも明記されてる。

まあ、直列インピーダンスを増加させる目的なら、
回路負荷の前後にコアを装着してもいいんだが、
ちょっと目的が違う気がする。

あくまでも直流が流れる回路に於いて(今回はカーオーディオ)、
作動(ノーマル)モードのフィルターとして利用する目的であるから、
磁性コアのインピーダンス(Ω)と直流電流との関係性を考慮すべきだと思う。
電流(A)が上昇すると磁性コアの高周波に対するインピーダンスが低下する(ノイズカット効果が落ちる)。

どうしても2個を装着したいのであれば、中村製作所がお勧めする「2個連続(直列)使用」をしたり、
他の手法としては「コアへの巻き数を増やす」ことなどで対処した方が良いだろう。


電気工事士試験でも学ぶことだが、電磁波の影響を考慮すると
+と-極は、一緒に這わせることがセオリーである。
極性が逆なんで「打ち消し合う」わけね。

これは、家電のACケーブルが+/ー平行になっている意味でもあるし、
ノイズ対策がより必要な場合は、+/ーをツイストして、
その上に、シールドを行ってる。
テレビアンテナの同軸線、USBケーブル、LANケーブルの構造がそうなってる。


というわけで、次は、磁性コアの働きについて触れてみよう。

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